古代文字書家  安東麟(あんどう りん)

安東麟2023/02/24
安東麟2023/02/24

初めまして!昭和42年生まれの、57歳です。昨年、白髪が気になって脱色してみたら、意外と評判が良く、そのままにしました。

安東麟というと男性と思われがちなので、写真添付いたしました。ちなみに、安東麟は雅号(がごう)です。

 

 

さて、古代の文字を"書く"という視点から、

 

古代文字に特化した、古代文字専門の書の教室を東京にて展開しています。

 

甲骨文、金文を考察する書の教室と言いますと、一見難しそうですが、実は単純で、

 

古代の文字を正確に理解して、書くということ。

 

 

「書道を習ったことがないんですけど~。」

 

いいんです!

 

書道を習ったという、その書道とはなんですか⁉

 

楷書や行書ですよね。その書道よりも、もっとずっと昔の文字を書く書の教室なのですから、

 

書道を習った経験は、いりません。

 

それよりも楷書を習ったことのない方が、古代文字は書きやすいのかもしれません。

 

右上がりは象形文字にはないですから。

 

楷書や行書、草書を長く書かれてきた方は、どうしても、筆を送筆しつつ、右に上げる癖があります。

 

その癖がなく、まっさらな方に、是非いらしていただきたい!体験していただきたい!

 

 

 

 

書道家を目指し、書の教室を立ち上げようと思った時、

 

総合病院のようなすべての書体に精通するようにガンバル書道教室ではなく、

 

耳鼻咽喉科や眼科のような、小さくてもいいから、甲骨文や金文を専門にして、

漢字のルーツ、漢字の成り立ちが正確に、明確に分かる教室を開こうと思ったのです。

 

書くためには、必ず面倒でも調べなければなりません。

 

殷の甲骨文や西周金文、列国金文、春秋戦国の古文、戦国の竹簡、泰山刻石や繹山刻石の小篆などを研究対象とし、書道愛好者の皆さんが臨書し、創作活動に入りやすいような資料を作っております。

 

古代の文字専門だからこそ穿った書道考察ができるのです。

 

字源については、主に白川静氏の説を参考にしてまいりました。

 

理由は、様々な先生の字源を同時に摂取しようとすると、

 

 

「確か~、誰だったかしら~、誰の本だったかしら、この字源がね、面白いのよ~」となってしまう。

 

頭に入りにくいのです。

 

まず、わたしは白川氏の字源である新訂『字統』を底本にして理解し、そこから他の字源を吸収してきました。

 

ただし、

 

白川静氏の新訂『字統』は、白川先生が『説文新義』や『金文通釈』を纏めたおよそ50年前に選択した

甲骨文や、金文例示が貼ってあるため、甲骨文、金文例示がない文字があるのです。

 

つまり、新資料としての甲骨文や、金文があるというわけです。

 

 

 

現在、白川氏の字説を自分だけで更新(アップデート)しています。

 

甲骨文は主に落合淳思先生の字説に準拠し、

西周金文は佐藤信弥先生に拠っております。

 

 

 

書道教室に行きたくとも行けなかったコロナ禍において、

手習いテキスト、書道資料は、みんなで共有すべし!と無償で、資料公開しております。

 

https://ameblo.jp/andorin/

https://www.youtube.com/channel/UCQkk8XBqj519k2cqHcEgZHw

 

甲骨文や金文をしっかり理解しながら、書きたいと思った方は、御連絡をお待ち申し上げております。安東麟

 

 

安東麟プロフィール

 

●著書として主なものに、

 

特定非営利活動法人文字文化協會より、

『本字を知る樂しみ あるある100漢字』甲骨文・金文 2021116日初版発行

白川静氏、落合淳思氏の字説に拠りて、甲骨文、金文の揮毫を行ない、字源解説を行なう。

 

 

●フォント

 

今昔文字鏡の隷書体を担当した。

 

以下は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 

『文字鏡毛筆隷書』

·         Windows 7 (32bit,64bit WOW)/ Windows Vista (32bit)/ Windows XP SP3(32bit)(各日本語版)対応。

·         書:安東麟、開発・製作:エーアイ・ネット 2009/08 定価 本体4,700円+税

 今昔文字鏡(こんじゃくもじきょう)は、株式会社エーアイ・ネットが開発し、販売する(単漢字15万字版までの商品・インデックスフォントについては紀伊國屋書店が販売していた)、Windows用の漢字検索ソフトと印字用フォントを組み合わせた入力、印字用アプリケーションソフトウェア。最新版の収録字数は17万字以上である。

 

 

 

●解説文として主なものに、

芸術新聞社『墨』2019年7.8月号

甲骨文字発見120年特別企画甲骨文字は面白い!

◎筑波大学教授菅野智明先生の監修のもとで、解説を担当する。

 

 

●題字・揮毫の主なものに、

東京2020年7月10日外国語大学発行『フィールドプラス』

◎落合淳思氏が『甲骨文字研究と現代書道』と題して、殷代の文字資料の多様性は現代の書道に生かすことが出来ると記述。そこで、落合淳思氏は甲骨文の書法表現の可能性として、安東麟臨書の甲骨文を掲載した。

 

2021年3月全国精麦工業協同組合連合会企画・監修・発行による『麦焼酎百撰』。

 

他に、福井県白川静100周年講演大字揮毫、とんねるずの「食わず嫌い王決定戦」、映画『残侠』がある。

 

 

立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所『漢字学研究会』会員、『書文化研究会』会員、東京近郊の白川ファンが集う『白川静会』会員、池袋漢字を学ぶ会会員、鶴間和幸教授『史記を読む会』会員。

  

 

 

 

 

 

白川静ファンの集まる勉強会において、

甲骨文が刻された、殷時代の説明をするために、

『史記』殷本紀によって、

紂王と妲己を登場させました。

紂王は生徒さん、妲己は安東です。